ため息 [柴田淳]

「ため息をすると幸せが逃げる」という説があります。自分も、ため息、よくつきます。でも、ほとんどが一人の時で、「ああ、自分、うまくいってないな…」と感じていることが多いです。

歌詞の部分で、

それでも やっぱり
きっと僕はここに戻ってくる
わかるから 自分だもの
意気地のない弱い僕だから

もし、人生をやり直すことができたとして、いろいろなところに行くかもしれないけれど、やっぱり今いるここに戻ってくる。歌詞では「意気地のない弱い僕」と言っていますが、「ため息」をつきながらも、それを受け入れて、今を生きていくんだ…というように僕は思えるのです。

そういう意味で、「ため息」は、自分を受け入れた時の覚悟というか、そういったものが実は込められているんじゃないか、そういった「ため息」をこの歌は歌っているのだと思っています…。